23年大賞表彰式を北大で9日開催
2023年1年間の報道を対象にしたメディア・アンビシャス大賞表彰式は3月9日、札幌市内の北大学術交流会館で開かれた。北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院東アジアメディア研究センターが協賛した。
表彰状を受けた受賞者が一様に取り上げたのは、メディアに注目してくれる市民への感謝。「報道への激励は市民からの厳しい指摘や意見、感想」と口をそろえた=別途掲載の大賞一覧と「受賞感想の栞」参照。
当会の表彰式は近年、受賞者の会場参加またはZOOMによる中継、さらにビデオメッセージと多彩になったのも特徴。直接参加には地元受賞者ばかりか、今回は東京、山口からの来札もあった。BBC関係では英国本社から東京支社経由でメッセージが送信されてきた。=写真は会場のスクリーンに映し出された英国人ジャーナリストと女性監督の2人
受賞スピーチのあと、上智大学文学部新聞学科の水島宏明教授が今回の映像部門特別賞にちなんで「沈黙する日本メディア~ジャニーズ報道から考える」をテーマに記念講演。業界の主流に忖度する日本メディアの成り立ちにある「ホモソーシャル」(男性同士の緊密な疑似的関係性)の残影がうかがえると指摘していた。
表彰式は「週刊金曜日」3月22日号=別紙=でも取り上げられている。
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